手話ニュース

21110
昨日たくさん書きすぎた反動で、今日はなし。

....という予定だったが、昨日から本日にかけて何通かのメール等いただき
「日記はまめに拝見しています。」とか
「日記の更新がはやいのがいいですね。」とか
「あの内容の日記がとても印象に残りました。」とか
「日記の内容に関係した、記事送ります」とか
いろいろいただいたので、やっぱり本日も更新。

私はあまりテレビを見ないほうだと思う。本日はテレビ見ていいなぁと思った話。
番組の名前はNHK手話ニュース
8時45分ぐらいから10分か15分ぐらいのニュース。
通常のニュースに比べて、ニュースを読むスピードがゆっくりで、画面には文字が出る。漢字にはふりがなつき。映像もめまぐるしく動かない。
めまぐるしいのは、手話を横でしている人の手だけ。

ニュースが終わりかけのころ、今日のひとことみたいなのが紹介された。
書家で詩人でもある相田みつをさんの書かれた独特の文字が映る。

「雨の日には 雨の中を 風の日には 風の中を   相田みつを

その内容についても丁寧に、説明してくれた。
雨の日は、今日は雨でつまらないなぁというのではなく雨に濡れてみなさい。
風の日も風が吹いていない日と同じように、風に向かって、歩きなさい。
というような解説だったと思う。
どんな生き方をしていても、雨も風もありますよね。

私の師匠の故灘蓮照九段は、初の名人位に挑戦中、3連勝の後2連敗して
暗く落ち込んでいた谷川八段(当時)に、打ち上げの席で、
「力がないなら、負けたらいいんや」と言ったらしい(谷川浩司全集より)
少し意味あいは違うかもしれないが、ニュースを見てその話を思い出した。

谷川さんは「気持ちが少しだけ軽くなった」と書かれていた。

谷川さん、その節は、酔っ払って(たぶん?)師匠が失礼なことを言ったのにもかかわらず、活字ではフォローしていただき、どうもありがとうございました。
神崎健二(c)