火の玉先生の闘志に感心

9月19日 火曜日
夕方より、連盟。
到着後、すぐこばけん先生とあう。
「さっき有吉先生に、喜ばれちゃったよ 。」
棋士室での練習将棋で、負かされたらしい。
その有吉九段、今度は杉本六段と、対戦中。
有吉先生は、アナグマにもぐりと金で端の 桂香を取り、
「駒得、駒得の、長沼流でどうだ!!」
ご機嫌モードみたいだ。
対局を終えた小阪七段、こばけん八段、神崎でその様子を観戦。
こばけん八段「有吉先生も、往年のさえがみられますね。」
ピッ ピッー!!
注意、いや教育的指導かも?失言だ。
「そこまで、いわれちゃあ、私も黙っちゃおれん!!!」
火の玉九段、ついつい、駒音が高くなる。
とばっちりを受けたのは、杉本六段。
桂捨ての妙手が出てきて、投了。
 何局指したかは、わからないが、有吉先生は、杉本六段からも
指導料徴収。
***** 有吉九段は、ご機嫌のまま事務所のほうへ・・・ ******
 こばけん八段、小阪七段、杉本六段は、食事(アルコールかな)
 
さて、静かになったなと思っていたところに
再び、火の玉先生登場。
「神崎君、どうだい。」
「先生はもう、ご帰宅の時間では・・ 」
「 いや、今家に電話かけてきたから大丈夫なんだ。2番くらいどうだい。」
相手変われど、ぬし変わらず。すっごいパワーだ。
矢倉で、2局教わり、一局目負け。2局目は、神崎の快心の手順で有利に・・・

そこで、妖刀福崎 八段登場。
この先生も昨日、竜王に快勝されているので、ご機嫌のはず?
C 2 の順位戦の日に、これだけ高段者が、現れるのも、珍しい。
「今日は、小林親子をやっつけたんだよ」(注:実際は、杉本、小林というのは師弟ではなく兄弟弟子だが、師弟みたいなもの)
「君とも指したいねぇ」 どうやら、福崎さんとも、すきあらば指そうとされているみたいで、少し残念そうにされている。
 有利だった局面も、有吉流の入玉含みの粘りにあって、混戦から逆転。
そこで、有吉先生に一失あって、辛勝。かろうじて指しわけ。

昨日、内藤先生が1000勝をあげられたが、
あと8勝のはずの有吉九段が1000勝を迎えられる日も、まわりが思っているより
早くくるのではないかと思った一日。
神崎健二(c)