銀河戦のちょっと良い光景

夜、囲碁将棋チャンネルを見ると、ちょうど神吉―佐藤慎戦の銀河戦の感想戦だった。感想戦の終わり頃、解説者の佐藤和五段が、「この形は記録係の井道さんが得意らしいですよ。」
神吉「どうやった〜。」
井道女流初段「駒組みの終わり頃に疑問点があるのですけれども」
神吉「そうか。それやったらもう一回局面作って見よかぁ〜」
会話の詳細は少し違うかもしれないけれども、そのような流れで、記録係が両対局者に質問するという珍しい映像。

テレビではない対局では、記録係が感想戦で質問したり、指摘したりということは時々ある。私も自分が記録係で質問したり、記録係に質問されたりすることは何度もあった。
だからテレビ対局でも、記録係が質問したい場面は当然あるはず。

番組的にも、最後にそういう光景があったのはなかなか良かったと思う。
そういうところにも話を振った解説者や、局面を戻してあげた両対局者のヒットだと思った。
Copyright (C) 2009 Kenji Kanzaki