歩の力
小学校への指導。
途中連盟に提出する書類があったので3分ほどだけ寄る。
帰宅される直前の福崎九段ともすれ違う。
本日の対局についての会話も少しだけする。
「すごい金寄りでしたね」
福崎九段には「またそうやってバカにする〜」と笑顔で言われたが、
ああいうふうな駒が逆に行く妙手にはあこがれるので尊敬の意味をこめてのひと言でもあった。
でも、本日初めて会うのにもかかわらず、ずうっと連盟で見ていたような会話なので少し不思議な気分。
以下は久しぶりの図面。
大きさや画像の鮮明さがおかしいけれどもご了承ください。
本日の小学校での大盤を使っての教室は下記のような図を使ってみた。
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/091104-1.gif>
さて歩をどこに打とうかな??
『2三歩も2四歩も正解』でほめてあげる。』
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/091104-2.gif>
ではこれはどうかな?
『2三に打とうとする子もいるが逃げられることを説明』
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/091104-3.gif>
これは最初にこれを見てから考えると難しいけれども、今までの二問を解けたのだから、解けるよね?
そして見事に正解を出してくれる。
予想以上に楽しく聞いてくれたので、ほかの駒の手筋や歩の手筋の別パターンを次回の教室までに用意しておく予定。
(なお、初心者や子供に教えられる機会のあるかたで、↑のような図面が少しでもお役に立つのであれば、ドンドンと持っていって使ってください。)
また、こういうものは、多くの棋士や女流棋士、指導棋士、指導員で共有して使いまわししたら便利なものなので、ほかの人もこういう教え方が効果的というのがあったら図面入りでドンドンと書いてください。
Copyright (C) 2009 Kenji Kanzaki