長沼七段のNHK杯ベスト4

録画していた羽生王座・王将―長沼七段戦のNHK杯を朝から再生して見る。

長沼七段は、切れ味のある攻めで相手を一瞬にして斬るという棋風というよりは攻められてもしぶとく受けて粘り勝つという棋風。
奨励会時代も含め、公式戦、練習将棋と今までにもかなり多く指しているが、だいたい神崎が駒損して攻め、長沼七段が駒得しての受けというパターンになる。

いろいろと寄りそうに見えた長沼玉が簡単には寄らず、羽生王座・王将に長沼七段が逆転勝ち。とても長沼七段らしい勝ちかただと思う。
この逆転勝ちで、長沼七段はベスト4で来期も本戦シード。

年度末までに来期の予選が始まるが、予選から出る多くの棋士にとっては2月中〜末ぐらいは、早指しのトレーニングを指したりして、反射神経を鍛える季節でもある。
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