高野―瀬川戦 プロ入り試験第5局大盤解説会

午前中に大決戦となり、すぐに終局する可能性もあったので、解説するほうも解説しやすく、午後2時からの解説会にお越しいただいたお客さんも大決戦でなかなか満足していただいたみたいだった。

57手目の先手の指し手と、70手目の後手の指し手の場面で「次の一手」を出題。どちらもかなり正解者が多く、賞品は二回とも抽選でお渡しすることとなった。

会場のお客さんに、「どちらを応援していますか。」と聞くと、ほとんどの人が瀬川さんの応援。
本日の一局は、瀬川さんの今までの5局の中でも内容も良かったように感じた。
結果もここに書くまでもないが瀬川さんの勝ち。解説会に来られていたお客さんたちもその瞬間は、かなり盛り上がられていたようだった。

将棋世界新年号でのご自身の自戦記が楽しみ。

7時すぎに帰宅。
7時10分頃から、NHKのニュースを7時30分まで見る。
プロ入り試験はニュースには流れなかった。おかしいなぁ。

新聞のテレビ欄を後ほど見ると、見出しが7時からのニュースの番組欄にも記されていた。
どうやら、私が帰宅する前のトップニュースに近い時間帯にすでに放送された後みたいだった。

本日の大盤解説会が終わった後のあるお客さんどうしの会話。
「この年齢で棋士になっても、これからさらに上に上がるのは大変やろ。」
「いや、トーナメントだけでなくても、すでにこれだけ有名な棋士なのやから、きっといろんな方法で将棋界を盛り上げることはできるやろ。」

新しく棋士となられる予定の瀬川さん(新四段?)には、我々のような社会人経験の全くない棋士にはできないようなことができるのではないかと、そのお客さんどうしの会話を聞いて思った。
また、この数ヶ月の試験の間や、試験までにも、現役棋士では誰も経験していないようないろんなことを、すでに多く経験されていることだろうと想像している。

棋戦数の変動により、もしかしたら多少、数字が変わっているかもしれないが、
これから、次に注目されるのは、下記の規定