基礎体力

<A Href=http://www.shogi.or.jp/syuppan/sekai.html Target=_blank>将棋世界</A>6月号。
河口俊彦先生の対局日誌や、渡辺竜王の朝日オープン展望を読む。
「基礎体力」がキーワードとなっている。
B級以上に20代の棋士がほとんどいなくなることや、若手棋士の終盤の粘り、中終盤の力が除々に落ちていることなどについて触れられている。
かなり興味深い話題。

皆、最初は先行逃げ切りをめざすものの、なかなかうまくいかず、やむなく粘っているだけということもよくある。そして、何局か何十局かに一度は逆転がおこる。
私は、若手棋士の終盤の力がそんなに落ちているとは思わない。
いろんな情報や、戦法の流行は確かに、十年前や二十年前とは変化している。
それでも基礎体力がしっかりしている棋士は、毎年安定した成績を残している。
10代や20代の時に鍛えるのが最も効果的だが、若手とはいえない年齢になってから、体力をつけたり、体力を維持する努力はとても大事と思う。
Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>