返事

数日前に読売新聞の読者欄を読んでいて、(あれっ?)と思った。
アナウンサーの小川宏さんの投稿が掲載されていたのだ。
あのフジテレビでの小川宏ショーの小川アナウンサーを読者欄にて見つけたのは少し驚きだった。

小川さんはキオスクで買い物をされても必ず「どうもありがとう」とお礼を言われるが、そうやって返事をする人の割合はそのキオスクのかたによると、1割か2割らしい。返事をしなくても平然としている世の中のことについて危惧されていた。

名前を呼ばれた時の「はい」という返事、「おはようございます」や「こんにちは」などの挨拶、御礼の「ありがとう」、お詫びの「ごめんなさい」

ほんの短い言葉でもそのひとことを聞かせてもらうことによって元気をあたえられたり、気分が良くなったりする。人間は相手がどう思っているかを知るとまちがいなく安心する。返事がなくては不安なままだ。ちょっとしたことでも、短い返事によって気分が良くなったり親しくなったり、時には人間関係の修復もできることもある。

自分では返事ははっきりとすることが多いほうだとは思っているのだが、挨拶、御礼、お詫びとなると、だんだんと自信がなくなってくる。

小川さんも「返事は人間関係の潤滑油」というよなことも書かれていたが、まさにそのとおりだと思うと同時に、いろいろと考えさせられる文章だった。
Copyright (C) 2005 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>