王座戦第三局、女流王位戦第一局

本日は長浜に王座戦第三局の勉強に行くという選択肢もあったが、朝から研究会。
一局目、銀香交換後の厳しい端攻めに完敗。
二局目、工夫のない駒組みから作戦負け、その後うまい挽回策があって辛勝。

それからは、<A Href=http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/ Target=_blank>日経ネット将棋王国</A>で羽生王座―森内三冠戦と
<A Href=http://www.hokkaido-np.co.jp/ Target=_blank>北海道新聞</A>で女流王位戦第一局、清水王位―矢内四段戦の観戦と検討。

女流王位戦の序盤から中盤の戦いはとても見ごたえがあった。形勢がはっきりしない中最善の応酬が続いているように思う。
その応酬で疲れてしまったのか、清水王位の根性のはいった△1二銀打の我慢に対して、矢内挑戦者の攻めかたが乱れてしまっての逆転負けは残念。
恐らく時間が切迫していのだろうと思う。

王座戦のほうは、相振飛車。駒組みから終局まで森内三冠らしい雄大な指しまわし。
大模様を張ってから細かいところをていねいに受けながらの手順で完勝と思う。
特に、△4四銀引に対しての45手目▲8四馬がとてもうまい手だと思う。
私の第一感は馬を自陣に引こうとする▲5六歩だった。本譜のように▲8四馬に対して△8三に歩を受けることができないのならば、更に大きな戦果をあげることとなった。

最近の女流棋士の活躍もあり、(女流王位戦の両対局者は男性も参加する王位戦でもすでに一回戦突破中…)女流棋戦のタイトル戦からも、謙虚に学ぶべきところは学ばなければならない。本日の女流王位戦の序、中盤を見て改めてそう感じた。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>