辛抱が実りかけていたものの・・・

昨日の14日は対局。
朝日オープン二回戦。井上八段戦。
後手が私。
戦形分類の難しい乱戦となるが、積極策が裏目に出て形勢はおもわしくない。
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ひたすら我慢してチャンスがくるまで耐える。

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相手の攻めそこないもあってここでは逆転してようやく有利になっている。

▲7四歩に対して、正解は最も平凡な△同歩で、後手からは、△3九角や△7五角や△9六歩の楽しみの多い局面だった。

しばらく我慢が続いていて我慢するクセが抜けきれずに、指し手は、△3一歩。
以下▲1三飛成△4三歩▲8八玉△7四歩▲2四龍と進み、かなり損をする。
受ける必要のない底歩を打ったために、その後歩が足りなくなって弱る。
かなり長手数となったものの負け。

いったん帰宅しようと思って連盟から外に出たものの、夕食だけすまして再び戻る。
もう一局の対局、竜王戦の小林九段―岡崎六段戦の終盤の攻防をモニターテレビで観戦。そして感想戦を聞く。形勢不利だった岡崎六段が、勝負手を連発。
一瞬だけ勝ちになったもののそこで決めそこなってしまったようだった。
感想戦で何度も正しい手順を繰り返すのを見ていて、その残念な気持がよくわかるような気がした。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>