第17期 竜王戦一回戦

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1月23日金曜　

対局。竜王戦田中魁九段戦。
森下九段の説によると、竜王戦の一局目は、順位戦の３局ぶんにあたるらしい。
まあ、これは、本線出場率も2組への降級率も高い「1組」という雲の上の世界の話だろう。
でも、4組所属の棋士でも、「本戦トーナメントへの出場」という夢はある。
少しでも夢は長く見つづけたいもの。

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かなり早い時間帯で図の局面。
後手が私。
ここで大長考。
一気に決着をつけるために、△１九飛成▲7三歩成△７一香▲６二飛成という変化に踏み込むのがひとつ。
また、△７一歩▲８二飛成△２七歩として、仮に▲７三歩成ならば△同銀という変化が二つ目。
ほかにも、どこかで△３三角と角交換を挑む手もあり手が広い。

結局、上のどちらでもない、△７一歩▲８二飛成△８一歩という手順を選ぶ。
その後も６五に跳んだ桂をぎりぎりまで守りながら戦って勝ち。
これで、二回戦では内藤先生に久々に教えていただくことになった。

その後、棋士室に置かれていたC2順位戦の棋譜を並べる。
大熱戦や個性抜群の戦いを並べて唸る。
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki
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