羽生王座勝って2-2に…

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昨日の午後は研究会。
千日手、一敗で、戦法としては参考になったものの内容はよくない。

夜8時すぎに関西将棋会館に。
王将リーグはじめ、対局や感想戦はすべて終わっていた。
事務所では奨励会員が中心に、棋士室では棋士が中心に王座戦第四局の終盤戦を検討。大勢の人がいた。
挑戦者の渡辺五段が良さそうとの声もあったが、結局午後8時半ぐらいに千日手成立。
大勢いた人々は食事や、帰宅して自宅のパソコンで指し直し局を見ようと皆帰ってしまった。
千日手局の中盤を並べていると、二階道場の解説者の矢倉五段が現れる。

帰宅してパソコンで進行を見ることもできたが、今期好調の矢倉五段の解説を聞きながら、道場の解説会場で指し直し局を見ることにした。

依頼もあったので、途中少し解説を手伝う。
第四局の時には、自分が解説する立場で、助けてもらったのでそのお返しの意味もあった。

指し手の中では、羽生王座の▲9二馬と引いた手(次に▲7四馬とは引けないので指しにくい手だ)と
▲6五歩と突いて後手の7三の桂を呼び込んで強く受けに回った手が印象に残った。

終電が近くなり、「終局まで解説会を見ることができないのがとても残念」と言いながら帰られたお客さんも何人もいた。
そういう熱心なお客さんは、次の15日の、最終局の解説会にもきっと来てくれるだろう。

観戦記担当は、島八段とのこと。
日本経済新聞紙での、千日手局と、指し直し局の観戦記も楽しみ。<午前1時 記>
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>