三段リーグの対局の記録係

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関西将棋会館王位戦の予選の対局四局の観戦。
週刊将棋を読んだり、詰将棋パラダイスを買って少しだけ詰ましてみたり。

福崎八段が現れたので、
「福崎さんにぴったりの作品もありますよ」
穴熊囲いの実戦型のようだが、なぜか玉の上の香が成香という珍作。

…数分後…

「こういう手の狭いのは、プロならすぐに詰まさなきゃあ。まさかまだ考えているの??そんなに考えるところなんかないはずだけれどなぁ」
盲点にはいって時間がかかったのだが、すぐに詰ました先輩の追及はきびしい。
少し後悔しつつ、詰ます。

週刊将棋を読む。
奨励会の「三段リーグの変遷」中の、小暮克洋さんの「三段リーグの功罪」を読む。
最後の小暮氏の提言の、「三段リーグ棋譜を残す」という部分には、私もおおいに賛成したい。
…というよりは、前から私も考えていたことでもある。
三段リーグの中には、棋士うしの対局以上に勉強になる棋譜もたくさんあると、私は考えている。
「大学生の将棋部のボランティアで記録係はみつかる」というのが小暮氏の案のひとつだが、そのボランティアに紛れ込んで私もボランティアで記録係をさせてもらいたいぐらいだ。
もっとも当の三段たちには、棋士が記録係をしていては落ち着かないといやがられるだろうけれども…。

そういう記事を読んでいる本日の夕方、棋士室にも抽選の終わった新しい来期の三段リーグの表が貼られた。前期好成績の上位者どうしの対戦が、終わりのほうで組まれているようだった。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank> HPはこちら</A>