将棋世界の連載を辞める

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6月はじめ発売ですでに提出済の原稿を最後に、二年ほど続けた「将棋世界」の執筆を辞めることにした。
19日の月曜に決めて、22日には編集部に行き、中島編集長や、編集部の方々にお詫びとこの二年間の御礼のあいさつに行った。

世界の執筆を担当する以前より、ほかの対局者の対局を見るのは好きなほうだったと思う。
人の長所を学んだり、疑問を持って、自分ならどう指すかとか、こういう考え方もあるのではと考えることはとても大事だ。
いつも、(この将棋はこういう文章で書こうかな?)とか、(この棋士室での会話は、記事として使えるかな)とか、(感想戦でのこのひとことはいいなぁ)とか考えたりしていた。
でも、観戦したり、感想戦を聞いたりするのは好きなので、これからもずうっとそういうことは続けていくだろうと思う。

クセが抜けきれなくて、来月も締め切りの時期になったら、また書き始めていたりして…(笑)
将棋世界の私のたよりない原稿について、一度でも読んでいただいたことのあるすべての方に、感謝したい。
特に、連載をはじめてまるっきり自信のなかったころに、ご感想をここのけいじばんやメールで聞かせていただいたことは、ありがたくとても励みとなった。
ありがとうございました。

7月はじめ発売の8月号より、別の棋士が担当する予定だが、ぜひご愛読お願いしたい。

ほかにも、最近は短い間にとても多くのできごとがあり、書いてみたいことはいろいろとあるのだが、あまりまとまらず、今回はこのことだけ書くことにしてみた。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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