羽生王将、四連勝での名人への復位

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再開後のまさかの千日手
多くの棋士がいたが、みな驚く。

指しなおし局を棋士室で検討。
ほかには、淡路九段、畠山鎮六段、平藤六段、池崎記者。
誰かが帰ろうかとすると、ほかの人が引き止めたりして結局終局までの検討となった。

かなり仕掛けてからが曲線的な一局ながら、予想はまずまずあたったほうだった。
それでも、終盤の名人の金寄りはじめ、意表の進行だったところもいくつか…。
持時間少なめの指し直し局にもかかわらず、とても深い一局だった。

ただ、一箇所だけ違和感があったのが、桂の頭に歩を打ってから先手が飛車を下段に引く場面。単に引く手もあったのではと、何人かの棋士の意見。
後手のほうの指し手では、角を出て転換して手を渡した手順が最も印象に残る。

「深夜までの終局までの解説会を最後まで聞くために、
千日手成立後、いったん自宅まで電車で帰り、再度自家用車で連盟まで来られたほどの熱心なファンもいたので解説にも力がはいった」
と、解説者の浦野七段。

同じ方角の淡路九段のタクシーに便乗させていただき、2時に帰宅。
Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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