本因坊戦中継観戦

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韓国・済州島で打たれている、本因坊戦七番勝負第1局
加藤剱正本因坊張栩八段のBS中継を9時20分ごろから見る。

対局者のエピソードや、囲碁のタイトル戦と将棋のタイトル戦を比べたりしながら見る。
理事という仕事もされながら、55歳という年齢で昨年本因坊を獲得された加藤本因坊は、とても立派ですごいと思う。

解説者の武宮九段が、解説者ご自身が5時間以上の大長考をした時の話について
「長く考えたけれども対したことはなかった、今となっては持ち時間は短めのほうがいい」
というようなお話をされていた。
でも、その大長考の時には、それだけ考えるという確かな理由があったからこそ、そんなに長く集中して考えられたのだろうと想像。

ほかにも、立会人が珍しいという(本因坊戦では、ほとんどが対局者だった??)をされている趙治勲二十五世本因坊が、司会の稲葉さんを笑いが止まらなくなるほど笑わせていたのが、とても面白かった。

名人戦中継でもおなじみの毎日新聞山村記者も、現地入り後の対局者の様子を話されていた。
対局者の前日の検分について、
「両対局者とも、盤駒ともオーケイで…
いえ盤も石も、オーケイで…」
と、すかさず言い直されていたところだけはチェック(笑)。
でも、毎年毎年、本因坊戦名人戦が重なるだけに、もっともらしい間違いともいえる。

ご本人に、「将棋名人戦囲碁本因坊戦が重なるだけにいろいろと忙しくて大変ですね」
と聞いたこともあるのだが、
「かえって重なるからいいので、時期がずれていたらずれていたで、それはそれでなかなか大変なものです」
とのこと。

相変わらず囲碁の盤面のことはわからないものの、韓国の脇息は派手でにぎやかだなぁとか、タイトル戦の先後を決めるいわゆる石をにぎるところ見逃したなぁとか、将棋と比べながら囲碁タイトル戦中継を見るのはなかなか楽しい。

Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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