ピラミッドを昇降する駒の喜怒哀楽

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毎日新聞朝刊読む。
「ニュース そうだったのか」では「名人への道」として
名人戦順位戦のことについてピラミッドのイラストや、歴代永世名人四人の写真、そしてもちろん今期の星取り表や、最終局の組み合わせ。

確かに「将棋の名人になる仕組みは、そうだったのか…!」というふうに外部からのファンにわかりやすい中砂記者による記事。
毎日紙は署名入りの率がとても高いのでその記事を書かれた記者に今度会った時に感想を直接話すことができる。恐らく私のこの欄はご覧になっていないと思われる中砂記者に、「良い記事でした」と今度感想を話そうと思う。

「将棋界至高のタイトル 名人戦」という副題もついていた。
竜王戦の仕組みについての記事が読売紙に「将棋界究極のタイトル 竜王戦」という副題で出たことも今までにあったのかな??
とかつまらないことを想像したりする。

そこのイラストには順位戦ピラミッドを登り降りする将棋の駒が表情付きで描かれていて、その駒が汗をかいたり、おでこにバンソーコーを貼ったり、涙を流して「とほほ」と言ったりしていてなかなかユニーク。

日比野さんと勝又さんというかたが担当された、そのピラミッドにまつわる喜怒哀楽を表したイラストは、われわれとしても決して他人事ではない。
自分の過去や、周囲の棋士を思い浮かべる。とても親近感を持つイラストだった。

Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
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