将棋学

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米長邦雄永世棋聖や中島一記者に勧められていた本を昨日関西将棋会館販売部で購入。

「日本文化としての将棋」(三元社)尾本惠市[編著]2400円+税

<A Href=http://www.nichibun.ac.jp/welcome.htm Target=_blank>国際日本文化研究センター</A>
日文研
の共同研究講演会(平成10年3月14日・京都)では、
米長邦雄永世棋聖が「将棋の文化と21世紀の日本」
NHKの二瓶ディレクターが「ふたりっ子がめざしたもの」
という題で講演された。
二瓶ディレクターは大勢の前でだいじょうぶだろうか?
と心配で私も足を運ぶ。

その時に尾本教授にもお目にかかり「将棋」というものがいろんな側面から学問として取り上げられているということや「共同研究」ということで何回も研究発表されていることを知る。

今回の著書はそういった活動をまとめたものとか…。
さらに尾本先生の「将棋学という学問があってもいいのでは…」という提唱も。

本書の内容は、「将棋」を職業とする棋士人や「将棋」の歴史を研究対象とする学者はじめ20人ぐらいのいろんな分野の方々のいろんな研究発表が並んでいて、「学問」の苦手な、私のような棋士にも面白く感じる内容となっている。

また、中島一記者も、将棋世界のご自分のコーナーにて、尾本教授や、「将棋」を学問として研究している方々の取材等を計画されているとのことで、それもまた楽しみ。

「大学では何を専攻していますか??」
「はい。私は将棋学です。」
という会話が、一般的に交わされるようになったら…
とか想像してみるのもなかなか楽しい。

Copyright (C) 2003 Kenji Kanzaki
<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>
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