竜王の慎重でおだやかな駒組み

439515
<A HREF=http://www.ryuoh.jp>竜王戦倶楽部</A>
で、注目の読売新聞社主催第15期竜王戦第6局 羽生竜王ー阿部七段戦の手順を見る。

現局面そのもの以外にも、その局面に至るまでの駆け引きにも注目した。
本局で後手の羽生竜王としては、矢倉以外の選択も経験もあるものの、矢倉戦では今までの七番勝負中でも、わかれとしては悪くなってはいないので、矢倉を受けてたったということだろうか。
今回は、▲6八角に、後手の先攻ではなくて、おだやかな作戦を選んだこともあって、後手が△8五歩と突いた形となっているみたいだ。

封じ手は、強気で受ける△3三桂か、おだやかな△7三角ではないかとは思うのだが、この将棋の方針が後者に見えるので、私は△7三角と予想。

明日の夕方は、検討相手ということで、淡路九段に大阪の連盟に来るように誘われているので(最も誘われていなくてもいつもいることがほとんどだけれども…)
また、関西将棋会館での17時からの淡路九段による大盤解説会には、
羽生ファンの人も、阿部ファンの人も、そのどちらでもない人もふるってぜひお越しください。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki