好敵手とチャンピオン

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本日はほかにも、やってみたいことがいくつもあったものの
あえてモノポーリーの例会に出席してみる。

「この話は聞かなかったということにしておきますので…」が口癖の好敵手は
「神崎さんとプレーするのはなかなか楽しい。」と言ってくれる。
もちろん、こちらも同様に楽しい。

また、本日はいつも穏やかな口調で話をされる現日本チャンピオンとのゲームの機会にも恵まれる。
話す相手が勘違いしていたり、少し悪意を持ってしゃべっているときでも
日本チャンピオン氏は、決して「それは問題外」などと怒ったりすることなく、
やわらかい口調で、その相手の勘違いを正当な理由を間接的な方法とかで、なるべく勘違いした人自身が勘違いしたことに気がつくような言い方をする。
単なるゲーム内のことだけではなくて、そういうことがなかなかできない私にとってはそれはとてもお手本となることである。

皆はまだ夜になっても続けていたのでお先に失礼し、近くの店でひとりで夕食をかねて一杯飲みながら、日本シリーズを観戦。
ちょうど清原の前の松井を敬遠というシーンだった。
ついつい終わりまでその店で見てしまう。

先ほどの現チャンピオンを含め、11月の日本選手権への参加資格を持った人も数人来ていたので
「本日は、日本シリーズ直前のバッティングピッチャーのような気分で、やってきました。きょうは打ちやすい球打って調子ととのえて、本番でもホームランをかっとばしてください」
という半分ジョーク、半分激励の言葉が、まあまあ受けて、少しは笑いを取れたのが実は少し嬉しかったりする。
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