勝負手放つも一歩足らず

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昨日は対局。平藤五段との王座戦
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後手が私。
▲4四歩に対して△同歩では▲2五桂が速くなる(▲3三桂成と取ったあと▲4三銀とかが詰めろになるから)
形勢が少し足りないと判断していたので、勝負手を放つ。
△5六馬と捨てて▲同飛△6八歩成▲8七玉△6七金でかなり迫り、相手玉が見える形にはなった。

だが、その次の▲3六飛の局面で、いろいろと手段はあるもののどうも三筋に受ける歩がどうも一枚足りないようだった。
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一歩(いっぽ)足りないというがほんとうに文字通り。
△7八とには▲7九香、△6六金には▲6八銀というふうに…。
感想戦でも、「その局面ならば何かあるでしょう」という増田四段にもいろいろと考えて捜してもらったが、あれこれやってみても少し足りないようだった。

戻って最初の図の二手前の△6七歩では、自然な△8九香成(阿部七段指摘)のほうが△8五桂打の王手と次に△6七歩と打つ手も残していて、良かったようだった。
苦しいと思って、局面をややこしくしなければということだったのだが、このあたりではそんなに悲観するほどでもなかったようだった。

ほかにも実戦に現れず見送った順等をいろいろと2時間半ほどの感想戦
Copyright (C) 2002 Kenji Kanzaki