阿部七段が2-1で羽生竜王への挑戦権を獲得

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その後は予想がなかなか当たらずの進行。
一瞬中田七段にもチャンスが来たかもしれないような気がしたような、場面もあったが、私の見た感じでは、阿部七段の快勝だったと思う。

昼間はほかの用もあって連盟にいたのだが、棋士室では、ほかの棋士たちと談笑して気分転換している阿部七段のいつもと変わらぬ作務衣姿も見かけた。
やはり、三局中二局を慣れた関西将棋会館で対局できるということは、少し気楽なのだろうかな? とも思う。

本日は少し、大熱戦だった第1局とか第2局と比べてかなり物足りないような内容ではあったが、中田宏樹七段の特長や棋風というものも良く出た内容の濃い三番勝負だったと思う。

だいたい、こういう時には、現場にいることも多いのだが、竜王戦倶楽部のおかげで、半分か三分の一ぐらいは、現場の検討の雰囲気を感じながら観戦できた。
便利な世の中になったものだ…。

本日の内容は、第1局や第2局に比べたらかなり阿部七段にとっては満足のいく内容で登り調子のような気がするので、七番勝負でもかなり期待できそうにも思う。
Copyright (C) 2002 Kenji Kanzaki