棋聖戦はじまる

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産経新聞社主催 第73期棋聖戦五番勝負第1局
先手が郷田棋聖 後手が挑戦者の佐藤王将。
タイトル保持者どうしの、この五番勝負。
その両対局者の棋風や姿勢はとても勉強になるので、私はとても注目している。

http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/shogi.html
の産経将棋WEBにて 観戦中。

<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/img/19.jpg>

この途中図を見て、てっきり角換わり模様からの進行かと思った。
でも、棋譜を並べてみて、矢倉のでだしからここまでにお互いの微妙な駆け引きがあって、こうなったことを知る。

この先手の郷田棋聖の26の角に対する手数が大事。
一般的に、四手角と呼ばれている角(79→68→59→26経由)だが、角換わり模様の77→59→26経由の3手角との一手の差はとても大きい。
私もそっくりの実戦を後手を持って指したことがあり、(たぶん畠山成六段戦)
その時は3手角だったため4筋の交換を素直に通してさらに桂馬も45で交換されてしまって37角と引かれてすごい作戦負けになったこともあった。

本局では桂交換はおこなわれずの4筋交換だが、後手の佐藤王将は△4四歩と受けずに強く△3産経(変換ミス)→△3三桂。

▲5六銀に△7三角というような進行を私は予想している。
(14時半記)

なお、対局中のタイトル戦の図面を棋士が自分のホームページ内で
掲示することについて大きな問題点があった場合には、お伝えくださいませ。
その時はすぐに図面は撤去し、お詫び申し上げます。→産経新聞社担当者様。

なお、図面だけでなく、産経将棋WEB http://www.sankei.co.jp/edit/shogi/shogi.html に行けば進行中のタイトル戦が見ることができます。
さらに、トップページにも掲載させていただいている観戦記情報のように明日から福本和生さんによる観戦記もぜひ産経新聞を購入して読んでいただくことを
少しでも多くの人にお勧めいたします。
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