最近読んだ観戦記 ４． 指し手の横の記号

305898
関　浩五段の 名人戦第２局森内八段ー丸山名人 の観戦記読む。

どこまでが研究の範囲かが注目される角換わりだったのだが、
△７四歩に？マークがついていたことに、本日は注目。
もちろん対局者の森内八段の感想によるもの。
本文中には、そのことについての捕捉も書かれている。

それによって、森内八段も名人の早めの▲2五歩が予想外で、それに対する作戦も良くなかったと感じながら指し続けていたことが推測できる。

ほかの棋戦と比べて毎日紙の朝刊の指し手には、
二重丸→好手や
?→疑問手
×→悪手　　　等の記号が着いていてわかりやすい。

対局者に遠慮してか、間違った判定をしてはいけないせいかだいたい控えめで、記号の数も少ない。観戦記者によっては、△７四歩には?をつけるのを遠慮する人も多いような気もする。

関さんには、これからも多めにつけていっていただきたい。
それが多ければ多いほど、対局者の感想戦の風景が想像しやすくて勉強になる。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki