安食総子さんのHPと 「棋士」の商品価値

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http://homepage3.nifty.com/webs/fusako/
女流棋士安食総子の将棋ポケット」が4/2よりできたとのこと。

かなり見やすく、特に「イベント」のコーナーがわかりやすい。

いろんな所の行事やイベントに出たり、取材を受けたり、インターネット将棋の指導対局をしたりする以上、それらの情報をわかりやすくファンに知らせ続けることの意義は大きい。

行事のスポンサー、取材したメディア、インターネット将棋サイト等にとっても、将棋界全体にとってもプラスになる。

最低限、日本将棋連盟のHPの女流棋士紹介の欄には、ご本人のHPのURLを表示してリンクするべきだ。

これは将棋界全体にいえることだが、あまり目立ったり宣伝したりすることをしすぎることを遠慮したり、控えすぎたりしすぎて、かえって新聞社はじめ社会全体に「将棋」や「棋士」の存在をアピールしそこなっているような印象はいつも持っている。
そういうことを控えめにするというのも、昔から続いてきた美徳のひとつ。
でも時代はドンドンと変化してきている。「棋士」や、「女流棋士」というキャラクターも将棋連盟の大事な「商品」。

わざと本名をぼかしたHPとか、わかりにくい場所にHPを作っておいて楽しんでいる棋士もいて、それはそれで本人が楽しまれるひとつの方法で自由なのだが、あまり中途半端に隠しすぎることは、「棋士」というものの価値を出し惜しんでいるような印象でもったいない。「どうしてそんなにこそこそと隠さなければならないんでしょうかね?」という一般ファンの声も時々耳にはいる。

大事なことは、たとえわかりにくい場所にあっても、それを見にきてくれる人々や応援してくれるファンは、その人が「棋士」だから来てくれているのである。

私のように決して目立った活躍もしていない人のHPに一日に500人近くも見にきていただいているのも「棋士」が作っている場所だからということを忘れてはいけないといつも思う。
また、「棋士」というイメージを高めていただいた先人、現在も高め続けていただいているトップ棋士、各メディア、多くの将棋ファンには、いつも感謝している。

例によって、だんだん話がそれてきたが、これからHP作りとかを考えている棋士(特に女流棋士)は、このような作りかたもひとつの方法で、参考になることだろう。
Copyright (c) 2002 Kenji Kanzaki