打ち歩に関係ない不成

270521
「…略… 最後にクイズを一題。打ち歩詰に関係のない大駒の不成は理論的に
成立するだろうか。
 答えはイエス。図面は省略するが、負け将棋を千日手で逃れたい時に
成ってしまうと連続王手で負けなので、王手にならないように不成にする
場合がある。
 ただ、これが実戦で現れることはないだろう。」
(将棋世界3月号詰将棋サロンの谷川九段のコラムより)

これを読んだ時から、実はいろいろと考えていた。
どういう図面なのだろう?

でも、パズル作家でも、詰将棋作家でもないが、千日手で負けの所を引き分けにできるのだから、そういうことはぜひとも知っておくのは、プロのたしなみと考えていた。
たとえそれが、一生経験することのない図面でも…。