床の間つきの 関係者用の場所 2

210654
(下より続く)
だから、ここは棋士や関係者だけの場所ですよという少し立派な、和室に例えれば畳の部屋で、床の間があり掛け軸もかかっているような場所を用意しておいて、気が向いた時に、遊びに来てもらうのである。
ただし実名で来ていただく。どういうことを発信するかは自由。もちろんマナー違反のことはだめだが、そういう人は少ないはず。
一般ファンが別の部屋でつばをとばして議論していることについて、説明してあげても良し、今度こんな行事に出演しますという広告でも良し。ささいな世間話でも良し。
でも、きっと、最初は皆遠慮して来ないだろうなぁ。
しばらく経ってから、ぽっぽつと人が来はじめるかもしれない。

なぜならば、かなり多くの棋士や関係者が、そういうことは重要なことだと認識しているし、とても多方面に現れてファンにいろいろなことを説明されている新聞記者のかたや、棋士女流棋士もいらっしゃるし、さらに、そういうことを時々ながめている関係者の数は潜在的にもかなりの数だと思うからだ。

読売新聞社竜王戦を速報している掲示板には、控室情報というコーナーができていて、代筆という形も含めて、多くのファンが知りたい情報を発信するという形が取られている。
たぶん武者野先輩のアイディアだと思うが、そのアイディアと、実際に雰囲気を伝える方法はとても素晴らしいと感じている。

どういう形式になるかはまだわからないが、そういうものを作って見るのも面白いかもしれないと以前より考えてはいる。そういうことを試してみようという棋士はあまりほかにはいないだろうし…。

手間についても、ほんとうに特別室を作るのと違って、釘も大工道具も費用も手間もかからない。
そして仮に、あまり盛り上がらなかったとしても
「閉店中」とか「開店休業中」と張り紙の一枚でも貼っておけばいいだけだし…。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki