1秒

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夕方より連盟。
詰バラ11月号を買ってから棋士室に。
はいると同時に、木下晃七段に
「この間のあの詰将棋、コンピュータにかけてみたら、1秒で解かれてしまった。
何年もかけて作った作品だったのに…」
私も作者にその問題を出題されて試みたものの、なかなか解けずしばらくはお手上げ状態。
「でも、余詰がなさそうみたいで良かったではないですか」
というなぐさめにならないなぐさめを言うものの内心はこっちもがっかり。

1000勝達成以来いくつか受賞されたり、講演されたりイベントが続いたりで、
お忙しかったはずの有吉先生が、平藤五段と練習将棋中。久しぶりに見掛ける姿。
しまった。もっと早くくればもしかしたら教えてもらえていたかも…。
かなり真剣な空気。

私も村田四段に稽古をつけてもらおうと思ったのだが、さすがにチェスクロックの秒読みの音は…と思ったので、二階道場の仕切りの奥を借りることにする。
時々そんな日があるが、対局の時はあんなに、まるで手が見えなかったのに次の日には割と手が見える。
こういうのを手順前後という。

少しだけ指してから戻ると、2時間前と同じ表情のままでの両者。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki