今までで最も遠方より指導対局を受けに来られた人?

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朝 電話あり起きる。 
少し用があり、村田智弘新四段より。
おめでとうと直接伝え、棋士となったのだから、こういうことをしておけば便利というようなことを少しだけ先輩風を吹かして話す。

午後より指導対局
本日の興味は何といっても、東京のほうよりの来訪者が来るかどうかということ。
4時過ぎに、masayukiさんは現れた。ほかの仕事のついでにこちらに来られたのかなと思ったら、指導を受けるためにはるばるやってこられたらしい。
隣には、道場常連、HPでも常連の井本さん(二段)が飛車落ち。

masayukiさんは「棋力は級だが、記念なので平手で…」
ということで第1図。↓(後手神崎)
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/images/zu1.gif>
実戦は▲3七桂だったのだが、▲5九角とかがなかなか良かったのではないかと思う。以下△6五桂には、▲6六銀というかんじ。
▲3七桂△6五桂▲6六角△6四角で第2図。 ↓
<img src=http://k2rokudan.cool.ne.jp/images/zu2.gif>
どうも、masayukiさんは少し緊張されていたみたいで、▲5八飛とまわり
「あっ!」 八筋ががらあきになるのをうっかりとされていたみたいで
しかも指したあとすぐに気がつかれたようだ。
たぶん振り飛車の左桂を活用して▲7七桂が正解かな?
ほかの観戦者もいて3面指しだったので、残念と感じながら、△8六歩と突き
以下、後手勝ち。
隣の井本さんも含め、少し力を出しきれなかった様子。
もっとうまく力を出しきれるように指せたかも? と少し反省。

遠路はるばる来られたので、せっかくだから、指導終了後、対局室や博物館も案内させていただいた。「劇画の聖のイラストそのもの〜」と、喜んでいただけたみたい。

masayukiさん、道場の契約スタッフの方、アルバイトの方々含め、数人で、夕食に。
初対面とか、会ったことはあるが初めて食事という間柄の多い少し不思議なメンバー構成だったが、将棋に関する話題で意外と話が盛り上がったりとかで、予想以上に皆、楽しく過ごすことができて、とても良かった。

「また、気軽に関西まで指導対局受けに来てください」
と勧める道場のバイトの人と、もしかしたらまたいつの日か来てくれるかもしれない人との会話を、聞いているのはとても楽しかった。

HP初めてからいろいろと、良い意味での不思議なことが時々あるが
本日もまた、そんな一日だった。
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki