王位戦は羽生王位の3連勝

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本日は神戸新聞三社連合主催王位戦第3局が有馬で行われている以外にも、
竜王戦本戦谷川ー木村戦もあったので多くの棋士が連盟に現れていた。

3時前後に連盟に。
王位戦の研究をしている1級の奨励会員の説によると、
羽生王位の△3六飛に対して▲3七歩と打って△3五飛に▲2六竜と引くのが有力とのこと。
こういうふうにすぐに龍を引き上げる手が出るのが、関西流。
この渋い手順を提案したという少年もかなり奨励会では苦労しているのだなぁ〜。

その後、浦野七段、阿部七段、淡路九段はじめ多くの棋士によると、先手の挑戦者屋敷七段が指しやすいという意見が大半。
羽生王位の長期戦を狙った、△3五角の少しあとに、
先手は、角を2六に手放したのがあまり良くなかったのではないかというのが
私の印象。
△8二玉に対しても、落ち着いて▲7七銀と指したいという意見も…。
王位の△2七角から馬を引き付ける手順は、なかなかの落ち着いた好手順と感心した人が多かった。

王位戦終局後は、興味はモニターテレビの竜王戦本戦。
木村五段が谷川九段に勝ち、ベスト4に。
これで竜王戦の挑戦者は、羽生、畠山鎮、木村の3人に絞られた。
羽生四冠との挑戦者決定3番勝負を戦う権利を決める大一番は
17日に大阪で行われる予定らしい。
あまり最近では、一局の将棋の感想を大勢で聞くということは珍しいのだが
注目の一局とあってか、多くの棋士感想戦を聞いていた。

本日、ある棋士より
「あの観戦記情報を続けているというのはなかなかいいですね」と嬉しいひとこと。
時々とどこおることもあるが、週刊将棋や、連盟HPが本腰入れて、似たような観戦記情報を流してくれるようになるまでは、なかなかやめられないかな??
Copyright (c) 2001 Kenji Kanzaki