電王戦合議制マッチの印象

タイムシフトで視聴。
横歩取りのスタートだったものの、持久戦になったため、駒組の途中(▲2七歩)のあたりで、そこから20手先の駒組の構想を立てて、組むという内容となった。
角交換四間飛車や、ゴキゲン中飛車から角交換で長く駒組をするような将棋と同じような進行に。

だから、合議というルールには向いていなくて、棋士チームの相談が生きにくい展開になったのではないかという印象。
固めるということと、位を取るということとの配分が難しいと感じた。
コンピュータチームの手では、やはり△5四飛から飛車を三回動かす手順が、見かけの手損より、先手の作戦範囲を狭くする好手になっていたと思った。

セットや演出や食事、ゲストや解説、聞き手などの、勝敗以外の要素はとても素晴らしかったと思う。