桐谷広人七段とファンを大事にする姿勢

11月に出した本「格言・用語で覚える居飛車の基本手筋」では自分が書くだけではなくて先輩棋士の著書からの引用やエピソードなども多く書かせていただいた。
だから、巻末にも20冊以上も参考文献ということで、引用元とその棋書の著者の欄も設けていただいた。

「これが矢倉だ<スズメ刺し>」(毎日コュニケーションズ)桐谷広人七段の著書からも桐谷先生の前書きやスズメ刺しの手筋などで、引用させていただいた。
そして、マイナビさんからは、桐谷七段の元へも献本を送っていただいた。

師走にはいり、その御礼のハガキを桐谷先輩から頂戴した。

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君の新刊、贈呈を受けましたありがとう.
昔、私のファンの女性が君のブログにコメントして、返事をもらって喜んでいました.
ファンを大事にする姿勢はいですね.

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「ファンを大事にする姿勢」

桐谷七段が引退されても、別の世界でもとても人気があるのも、この「ファンを大事にする姿勢」を桐谷先輩がとても大切にされていることが、最大の理由なのではないかと私は思っている。

現在、東西の後輩若手棋士たちが、この「ファンを大事にする姿勢」で協力して、さまざまな活動を行っている。
話題の映画や漫画やアニメの監修や将棋演技指導などで縁の下の力持ちの活動をしている棋士も少なくない。
個人差はあるが、そういう気持の強い棋士や、熱心に活動したりアイディアを出す棋士の姿勢は、これからももっと定着して欲しいものだと思う。

「ファンを大事にする姿勢を大切にする」ということ。
桐谷七段がぜひ棋界の後輩に伝えたい言葉なのではないかと感じたので、ご紹介させていただきました。
桐谷七段の門下の若手棋士(中堅棋士かな?)も、そういったことをとても大事にしているのが、日頃よりとても伝わってくる。