福井逸治さんの名人戦観戦記

名人戦第3局の今朝の福井逸治さんの観戦記も第3譜。

毎日OBの福井記者は、社会部の記者だった約30年前の著書「将棋にかける青春」その続編ともいえる約20年前の「プロ棋士誕生」をはじめ何冊かの将棋関係の著書がある。
関西奨励会のことを中心に、将棋の棋士をめざしていた当時のわれわれにも暖かくはげまされる文章を書かれてきた。

今朝の観戦記では、日本将棋連盟香川県支部連合会の会長を40年間続けてこられた榊久雪会長(アマ七段)の乾杯により始まった前夜祭のことが書かれていた。
支部連合会長は支部結成後40年以上の香川県、四国棋界の大功労者でもある。

観戦記中には、<前夜祭に日本将棋連盟の理事の姿がなかったことが不可解><連盟には説明責任がある>という内容も含まれていた。
週刊将棋のタイムテーブルによると、第3局の2日目午後2時すぎには、連盟理事も現地控室に現れていた。
観戦記者や関係者が、その現場や打ち上げ(理事が出席していたとすれば)の席で直接理事に話す機会があった(話したと思うが・・)うえで、こうして活字でも触れているということは、かなり重いこととしてとらえられている証明でもある。

観戦記読者に与える影響も決して小さくはないと思う。
第4局、第5局以降の観戦記の本文中では、こういった<不可解>といった指摘が続かないでほしい。
第2局の時には、森下理事が出席していたはずだが…?

Copyright (C) 2006 Kenji Kanzaki <A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>
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