1月9日

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間があいた過去のできごと等

1月9日(金)
昼過ぎより連盟に。王位リーグ入りを賭けた井上―山崎戦の進行が異様に早い。脇八段、山本四段、増田五段らと調べる。着いてすぐのことなので、最後の寄り筋を的確に解明する前に、終局で山崎五段の勝ち。
その後現れた藤原六段、長沼六段、淡路九段、皆口をそろえて
「本日勉強しようと思っていたうちの一局がすでに終わってしまっていては、来るのが遅すぎた」

その後は、竜王戦6組安用寺―今泉戦の進行を見たり、東京でおこなわれている棋王戦挑戦者決定戦の谷川―深浦戦の検討。龍が大きく先手の王位が良しとの声が多かった。

夕食時になっても、事務所のパソコンの前に多くの奨励会員や棋士が集まり、皆で熱心な検討。
私は、終局までまだまだかかると思ったので、夕食に行く人を募り淡路九段と脇八段の両先輩と食事に。

30分後、やはり戻ってきても対局は続いていた。
深浦朝日の玉は中段に脱出をはじめ、その前よりは差がなくなっているか、逆転ムードに見える。
谷川さんの弟弟子にあたる井上八段や藤原六段も「これは危ないなぁ」
と心配している様子。
危ないところもあったみたいだったが、結果は谷川王位の勝ち。
一門のふたりも安心して夕食に出かけたようだ。

夜は竜王戦の検討。こちらも現役のベテラン奨励会三段を中心に盛り上がる。
「今泉さんならこう受けるだろう」「安用寺さんならこっそりとこのラインを狙ってこう指すだろう」言いたい放題言っているように見えて、よく棋風を知るメンバーの言うことだけになかなか当たっていた。
安用寺四段の勝ちでのその感想。
「龍がここにきたら、馬で狙ってたんだけれどなぁ」
Copyright (C) 2004 Kenji Kanzaki<A Href=http://wakayama.cool.ne.jp/k2rokudan/ Target=_blank>HPはこちら</A>